ScreenFlow ユーザーガイド
メニュー — 編集

ここでは、ScreenFlowの編集メニューに含まれる各アイテムに関する情報を紹介します。

取り消す (command-Z)

最後に加えた変更が取り消されます。ScreenFlowは、アンドゥやリドゥ操作の回数に制限がありません(メモリーが許容する範囲までです)。ただし、アンドゥの情報はウィンドウごとに蓄積されていきます。ウィンドウを閉じて、再度そのウィンドウを開きなおすと、そのウィンドウのアンドゥ情報はリセットされます。

やり直す (shift-command-Z)

最後にアンドゥを行った処理を取り消します。リドゥは、(クリップエディタのような)どのウィンドウ内でも利用することができます。ScreenFlowは、アンドゥやリドゥ操作の回数に制限がありません(メモリーが許容する範囲までです)。ただし、アンドゥの情報はウィンドウごとに蓄積されていきます。ウィンドウを閉じて、再度そのウィンドウを開きなおすと、そのウィンドウのアンドゥ情報はリセットされます。

カット (command-X)

タイムライン上でクリップを選択している場合、タイムライン上でカットすることができます。

ドキュメント内のメディアパネルでクリップが選択されている場合には、削除されます。

イン点やアウト点がマークされている場合には、すべてのクリップからインとアウトの間にある部分が削除されます。

削除して空白になっている分だけクリップを移動させたい場合には、「リップル削除」(command-backspace)を利用します。

メモ: 削除されたクリップは、貼り付けて元に戻すことはできません。

テキストボックスで文字を選択していると、その文字は切り取られます。

コピー (command-C)

タイムライン上でクリップを選択している場合、クリップをコピーして後でペーストできるように保存されます。ドキュメント内のメディアパネルにあるクリップはコピーされません。

テキストボックスで文字を選択していると、後でペーストできるようコピーされます。

ペースト (command-V)

あらかじめカットしたりコピーしておいたクリップがあれば、下図の通り、コピーしておいた内容はタイムライン上にあるオリジナルのクリップと同じトラックへ、スクラバーが示す位置を開始箇所としてペーストされます。もう一度クリップをペーストすると、そのコピーしたクリップ用に新しいトラックが作成されます。

テキストボックスで文字をカットしたりコピーしていれば、テキストボックス内のカーソルのある位置へとペーストされます。

調整をペースト

「調整をペースト」には4つのサブメニューオプションがあります:

  • “ビデオ” (alt-command-I)

  • “オーディオ” (alt-command-A)

  • “スクリーンレコーディング” (alt-command-S)

  • “吹き出し” (alt-command-C)

はじめにタイムラインにあるクリップをコピーかカットしておき、次に他のクリップを選択してから調整をペーストで貼り付けると、はじめのクリップに設定してあったプロパティの内容が、2番目のクリップへとコピーされます。同時に複数のクリップに対して、調整をペーストを適用することもできます。ただし、異なる設定を持った複数のクリップをコピーして他のクリップへとペーストした場合には、各プロパティの内容は正しくコピーされない可能性があります。

スタイルを合わせてペースト (alt-shift-command-V)

テキストをカット、もしくはコピーしておき、テキストボックスへペーストすると、もとのテキストプロパティの設定にかかわらず、挿入位置にコピーしたテキストのフォントやサイズ情報を持ったままペーストされます。

削除 (backspace)

現在選択されているオブジェクトを削除します。

すべて選択 (command-A)

タイムライン上にあるすべてのクリップを選択します。

全て選択解除 (shift-command-A)

タイムライン上にあるすべてのクリップを削除します。

クリップの分割 (shift-command-T)

現在スクラバーがある位置で、選択しているクリップを2つに分割し、それぞれのクリップを別々に調整できるようになります。

オーディオの分離

タイムラインで選択されているクリップに映像と音声が含まれている場合(「表示」メニューにある「オーディオ波形を表示」が無効になっていなければ、クリップの中心に緑色の波形が見えます)、オーディオが単独のクリップとして分離されます。

フリーズフレームを追加 (shift-command-F)

タイムラインでクリップが選択されている場合、クリップは3つに分割されます。分割されて中央部分にくるクリップは、スクラバーの位置にあるフレームが静止画の状態で一定時間(デフォルトは2秒)延ばされたクリップです。クリップの残りの部分は、延ばされた時間分だけ右側へ移動されます。クリップの終了箇所をドラッグすると、長さを調整することができます。

スクラバーへフロントをトリム (w)

選択されているクリップの開始位置を、プレゼンテーションの開始部分からスクラバーのある位置へと移動させます。

さらに、クリップの左端付近でマウスをクリックして、クリップの左端を調整することができます(マウスポインタが調整できることを示す表示 へと変化します)。クリップの端をクリックして右へ移動させると、「スクラバーへフロントをトリム」を使用した場合と同じことができます。

スクラバーへエンドをトリム (e)

選択されているクリップの終了位置を、プレゼンテーションの開始部分からスクラバーのある位置へと移動させます。

さらに、クリップの右端付近でマウスをクリックして、クリップの右端を調整することができます(マウスポインタが調整できることを示す表示 へと変化します)。クリップの端をクリックして左へ移動させると、「スクラバーへエンドをトリム」を使用した場合と同じことができます。

クリップのロック/クリップのロック解除 (alt-command-L)

選択されているクリップがタイムラインの現在の位置へ固定され、移動ができなくなります。ロックされたクリップ上に他のクリップを移動してトランジションをかけることもできなくなります。トランジションを利用するためには、もう一度選択してクリップのロックを解除してください。

開始のトランジションを追加/開始のトランジションを削除

選択しているクリップの開始部分にデフォルトのトランジションが追加されます。もう一度適用すると、トランジションが削除されます。

終了のトランジションを追加/終了のトランジションを削除

選択しているクリップの終了部分にデフォルトのトランジションが追加されます。もう一度適用すると、トランジションが削除されます。

リップル削除 (command-backspace)

「イン点をマーク」や「アウト点をマーク」を利用すると、タイムラインに編集用範囲を示す表示が現れ、このリップル削除を利用して、その範囲内のものを削除したり、同時にアイテムを移動させることができます。アイテムを移動せずにその範囲にある内容を削除したい場合には、「カット」を利用します。何もクリップを選択していないことを確認してください。クリップが選択されていると、そのクリップだけが削除されます。

イン点をマーク (i)

タイムラインに編集範囲のイン点を設定します。この編集用範囲は、タイムラインの任意の場所を「カット」や「リップル削除」メニューを使って削除する場合に利用されます。

マウスを使ってイン点をつかみ、左右に移動させることができます。Shiftキーを押しながらマウスを押し、タイムラインのヘッダでドラッグすることでも調整できます。

アウト点をマーク (o)

タイムラインに編集範囲のアウト点を設定します。この編集用範囲は、タイムラインの任意の場所を「カット」や「リップル削除」メニューを使って削除する場合に利用されます。

マウスを使ってアウト点をつかみ、左右に移動させることができます。Shiftキーを押しながらマウスを押し、タイムラインのヘッダでドラッグすることでも調整できます。

イン点とアウト点をクリア

イン点とアウト点を消去します。

マーカー

「マーカー」には、下記のサブメニューオプションが用意されています:

  • 「追加…」(`)は、名前つきのマーカーをタイムラインのヘッダに追加します。ドキュメント内をすばやく移動する場合に利用できます。QuickTimeでドキュメントを書き出す場合には、ムービー内ではマーカーの位置にチャプターマーカーが設定されることになります。

  • 「削除」(shift-~)は、選択されているマーカーを削除します。

  • 「すべて削除」は、タイムライン中のすべてのマーカーを削除します。

  • 「次へ移動」は、タイムライン上に設定されている次のマーカー(右にあるマーカー)へスクラバーを移動します。

  • 「前は移動」は、タイムライン上に設定されている前のマーカー(左にあるマーカー)へスクラバーを移動します。

マウスでマーカーをドラッグして位置を調整することができます。

特殊文字…

フローティングウィンドウを開いて、ScreenFlowのテキストフィールドへ特殊文字を入力することができます。